西穂高岳 独標(2701m)
2012年 06月 19日
時間はたっぷりあるのですから、新聞を丁寧に読んで(眺めて)いると、「3名様無料ご招待」なんていう活字が飛び込んできました。当選しなかった場合でも優待券を送ってくれると書いてあります。早速応募したところ、無料ご招待ははずれましたが、優待券が届きました。「白骨温泉」のある旅館の格安優待券でした。
miyama家の旅行というのは、ほとんどが「山登り」です。下山したら白骨温泉に泊まれる山はと真剣に考えた結果が「独標」でした。
と、いうわけで「西穂独標」へいつもの3人組(兄、夫、私)で6月15,16日に行ってきました。
北アルプスへ行くには、いつも夜中の0時出発です。真夜中に運転する夫が眠くならないように、兄はずっとしゃべり続けてくれるので助かります。
独標へは新穂高ロープウェイに乗り「西穂高口駅」が登山口です。
自宅(静岡)--新東名ーー西富士道路ーー中央道ーー長野道――松本――R158--安房トンネルーーR471ーーR475ーー新穂高温泉
「安房トンネル」が長野県と岐阜県飛騨地方を短時間で結びます。
安房トンネルを出て、国道471号線をしばらく行った左側にある「奥飛騨温泉郷上宝(かみたから)道の駅」に4時30分に到着。朝食と休憩
新穂高ロープウェイ駅に向かう途中の「北アルプス大橋」により、橋の向こうに聳える北アルプスの雄大な景色を眺めました。
新穂高ロープウェイは「第1」と「第2」があります。
早朝の第1ロープウェイの乗り場の「新穂高温泉駅」(1117m)は誰もいない。
この時期、ロープウェイの始発は8時半、我々の乗る「しらかば駅」(第2ロープウェイ)は8時45分なので、その周辺の「鍋平高原」を散策しました。
軽自動車をキャンピングカーのように改造して、全国を走り回っているという方(かなりの年配)に出会い、いろいろな話を伺いました。
しらかば平駅 しらかば平駅の近くに咲いていたレンゲツツジ
ロープウェイは2階建て
この日は梅雨の晴れ間、北アルプスは残雪と新緑のコントラストが素晴らしかった。
ロープウェイの終点の「西穂高口駅」は2156m、展望台に上がれば、北アルプスの絶景を誰でも見ることができるのです。当然、観光客で大賑わいです。
登山者はここから出発です。
西穂高口駅(2156m)ーーー西穂山荘(2385m)ーーー独標(2701m)
西穂高口駅周辺ではミズバショウが咲いています。 なんとまだフキノトウも...
しばらく行くと雪道に変わりました。
ここで、アイゼンではなく、山菜取りなどに使う簡単なすべり止めを装着しました。
雪は融けかかっていて歩きにくかった。
春の花が咲いていました。
ショウジョウバカマ イワナシ
西穂山荘までは、ほとんどが雪上歩きでした。
西穂高口駅から1時間25分で「西穂山荘」に到着です。
登山シーズンの前なので、閑散としていました。
雪道を歩いている間ずっと顔の周りを小さな虫が飛び回っていて閉口しました。兄はとうとう、虫よけネットを被ってしまいました。
山荘を過ぎると、雪はなし、北アルプスの雄大な景色がずっと広がる登山道です。
しばらく行くと「丸山」に到着です。
この先がちょっと厳しい道なので、ここまでで戻る人も多いようです。
丸山を過ぎると、当たりに霧がかかってきました。
歩きにくい石がゴロゴロの道も廻りの景色に助けらて歩いて行きます。
近くに「独標」が見えてきました。頂上に立っている人もわかります。
三角形の山は「ピラミットピーク」でその向こうが「西穂高岳」。(写真では見えませんが)
最後の厳しい登り 厳しい岩場には可憐な花が ミヤマキンバイ
山荘から1時間15分、独標の頂上に立ちました。(珍しくOTとツーショットです。)
独標からの大展望
山岳救助隊の人たちが訓練をしていました。
下りはロープウェイの2時45分に間に合うように頑張って駆け下りてきました。
梅雨時なのに天気に恵まれて、新緑に映える残雪の北アルプスを満喫できました。独標の向うに見えていた「西穂高」、どこから見ても笠の形の「笠が岳」を見て、来年はという願望がわいてきました。
下山後、もちろんあの優待券を持って「白骨温泉」にいきましたが、温泉への道は現在、かなり遠回りをしていかなければなりません。(4年間も道路工事が続いているそうです) やっとたどり着いた静かな温泉旅館で、ゆったりとお湯につかり、美味しいものを戴いて疲れがふっ飛びました。白骨温泉いいですよ
次の日は朝から雨、安曇野を車で廻って早めに帰宅しました。
【おまけの笑い話】
私はスティックを持って歩かないのです。登る時は手を腰に当てるのがクセのようです。
夫はどんどん先を歩きます。兄が私の後ろをフォローしてくれます。
先に歩いていた夫が振り返って私に何か言ったのでしょう。それを聞いている私なのですが、この写真を撮った兄は
「部下に指示を出す監督」と注釈をつけてきました。
それに昨年は私の山友達がこの独標から西穂へ行く途中で滑落して亡くなった悲しい思い出につながって自分は無事に行ってこられてよかったなとあとから怖くなった思い出もある特別な思い入れの強い山です。独標からあと一時間半ぐらいで西穂頂上でした。
とにかく無事なお帰りと綺麗な山野草に出会えたこと本当に本当によかったです!おめでとう!
いつか、行ってみたいな。行けるといいな。
写真を見るだけでもわくわくします。
山菜採り用の滑り止め、雪道にも効果ありますか?
最後の写真、笑っちゃいました。
たしかにえらそうに見えますね。
良いな~羨ましいな~と思いつつ
3人は晴れ男・晴れ女と思いましたよ。
確かこの週は天気が悪かったような気がしてますが
高度がある場所では、まだフキノトウやら
ショウジョウバカマも咲いているんですね。
白骨温泉にゆったりとつかり、う~んと伸び伸びする
お三方が目に浮かびました(^^♪
凄く大変な山のようでしたけれど、最後の「白骨温泉」に
浸かるという御褒美は、最高ですね。
私、「白骨温泉」だけなら参加出来るのですが。。。(*^_^*)
山のどの写真も素晴らしくて、きっとmiyamaさんは
この景色に魅せられて、また登ろうって気持ちになるんだね!
最後の写真、笑えました。どんどん後ろを見ないで行ってしまう
ところは、わがoTと一緒です。
mayoさんのお友達が遭難したのですね。
確かにあの道は油断すると大変なことになりそうですね。
いつもの三人組なので私は安心して登れます。
お互いに気をつけて安全登山をしましょうね。
私もね、山歩きし始めてから10年くらいはいつも近くの山ばかりでした。
それが1年に1回北アルプスに行こうということになったのです。
それからもう10年くらいたったかしら。
そのためにはザックを背負って家の階段を何度も登ったり下りたり
したものです。
あやさんもきっと行ける時がきますよ。
山菜採りの滑り止めは雪が凍ってない時や、ザラザラした滑りやすい
所はとっても重宝します。
仕事から完全に離れないと、なかなか遠くは行けませんね。
6月の北アルプスはまだ残雪が多くて展望は最高だし、登山者も
少ないのでゆったりと歩けます。
アルプスはまだ春の花でした。
今回はたまたま白骨温泉の優待券があったので行くことにしました。
温泉の優待券はこれからもゲットできそうです。
北アルプスとしては初心者コースの山です。
まだ雪がかなり残っていたのでちょっと時間がかかりました。
温泉に入る楽しみを思い浮かべて歩いているのです。
orchidさんだって温泉だけではなくて、ロープウェイで2156mまで
行って大展望を満喫できますよ。
私、決して威張ってないよねえ。
おまけの写真、良いじゃないですか。下りてからの温泉これまた最高のご褒美ですね。これからも楽しい山歩きをして下さい。
本当に天気に恵まれると、恵まれないとでは雲泥の差ですね。
誰の心がけがよかったのかしら。
もちろん兄は「俺だよ」と言うと思います。
おまけ写真は私も笑ってしまいました。
これからも山を楽しみたいと思います。
ほらさんも気をつけて山歩きしてくださいね。
失礼ながら小柄で痩身のmiyamaさんの
どこからこんなハパワーが湧いてくるのでしょうか?
お身内お二人の壮健な山男に守られての
険しい山登りが楽しめるリタイア後の
素晴らしい人生を過ごされていますね。
「西穂高独票2701米」の誇り高い記念写真!!!
大自然の素晴らしい画像 ありがとう!
私も自分を鏡で見た時、何て小さくて細いのだろうと思います。
兄と夫との三人組だから安心して登れるのでしょうか。
最も山歩きの最初の頃はみんな夫婦で登っていたのに、今では
女性は私一人なんですよ。
登る時は男性に守られますが、食べ物の準備とか宿の手配とかは
私の仕事です。
新穂高ロープウィエで2156mまでは誰でも行くことができます。
ぽちさんもいつものお友達と行ってくださいませ。
北アルプスは見るだけでも気持ちが高揚してきます。
我が静岡市には南アの3000m級が10座もあるんですよ。
是非是非、高山の写真も撮ってください。