7月29日、いつもの三人組で越前岳に行ってきました。
越前岳は愛鷹山塊の最高峰で、真正面に大きな富士山がど~んと見える場所です。
登山口の標識は頂上までは2時間となっていました。
十里木高原の駐車場に車を止めて富士山を仰げば...
駐車場から丸太の階段を登って行くと、何とナンバンギセルが...
大きなウツボグサもたくさん咲いています。
この花は? ホタルブクロ
展望台を通り、富士山のビューポイントの「馬の背」です。
ここからの登山道は、えぐり取られたような道で岩あり根っ子道ありです。
所々にシモツケが咲いていますが、まだ蕾が多いね。
樹林帯を歩いて行きますが、段々空が見えてきたら頂上も近い。
頂上付近にはまだ花は咲いていませんが、テンニンソウの大群生が広がっています。
歩き始めて1時間50分、越前岳の頂上です。
富士山に雲がかかってなくてよかった!!
頂上には高校の登山部の生徒が、大きなザックに石を入れて登ってきたそうで、その石を捨てて下山して行きました。25キロくらいを背負ってきたそうです。
頂上からの展望を楽しみ、冷たい紅茶を飲んでから下山です。
昼食はゆっくりと富士山を見ながら「馬の背」ですることにしました。
昼食後山を下っていくと、オシャレな日傘をさして、これまたオシャレなワンピースを着たご婦人が笑い転げています。「いやー、私こんな格好で...」と言って私達の服装をじっと見ているのです。
「日傘をさした貴婦人」と名前をつけて絵に描きたいような人でした。ちょっとそこまでお散歩のつもりで登ってきたようですが、あのサンダルでは下り道は大変だったと思います。
丸太階段をやめて十里木高原に下りる道を歩いていくと、思ってもみなかった花に出会いました。
コウリンカです。かなり群生していてびっくりしました。
ここでもたくさんのナンバンギセルに会いました。
バッタが多いのにはびっくりです。ばった、ばったと飛んでいました。
十里木高原は秋にはススキが美しい所ですね。
前に来た時はマツムシソウもたくさん咲いていました。
越前岳は思っていた以上にたくさんの花に出会え、あの大きな富士山を眺められ、暑さも吹っ飛ぶいい山でした。