智に働けば...
2014年 06月 25日
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この叔母に突然予期せぬことが起こってしまいました。
人間にはどうしても命の終末はあるものです。それは誰でも覚悟しているのですが、年の順だと普通は思っています。叔母も2011年12月には、優しかったご主人を亡くしました。
娘夫婦と平穏に暮らしていた叔母でしたが、その娘(しかも一人っ子の娘)が病魔には勝てずに、あっと言う間に昨年の2月に亡くなってしまいました。
そんなショックもあって体調も崩し、今は車イスの生活で介護施設のお世話になっています。

優しい介護施設の職員さんに見守られて生活している叔母を、近くにいる私のできることは、毎週叔母の顔を見に行くことです。
施設では何でもやってくれますから、叔母の話を聴いてあげるだけです。
高齢者ですから、物忘れ等や勝手に思いこんでしまうことは多々ありますが、普通に話ができるわけです。
先日、突然叔母が
「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」と夏目漱石の草枕の冒頭の部分を暗誦しはじめ、私はびっくりしました。
私の知っているのはここまでで、その後の「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。」
と言うのです。
特に、「詩が生れて、画が出来る」というところはにっこりと笑っていうのです。
「もう一度やって」という私にまた暗誦してくれました。
そうして、「まだボケも軽いよね」と言うのです。
「ボケてなんかいないよ」と言いながら何故か涙がでた私です。
どこの介護施設も若い職員さんが本当に一生懸命にやってくださっていますが、塗り絵や童謡を歌う合間に、音楽好きさんにはクラシック音楽を流したり、文学少女だった人に昔暗誦した本の一部を読んでくれたり、山登りが好きだった人には山の自然のTVを見せてくれたりしたらいいだろうなと思ってはみたものの、かなり難しい問題かもしれませんね。

お花が大好きな叔母さんへ花束をおくります。
ヤマバト騒動記
2013年 12月 14日
今まで見てきたハトさん達は、巣から出てからしばらくは家の近くにいて、親鳥が時々来てはエサを与えていました。2,3日もするとにどこかへ飛んで行ってしまったものでしたが、今回の2羽のハトは我が家の庭の隅に何と12日間もいたのです。昼間は2羽が寄り添って庭の隅に、夜になるとちょっと高い所で寝ていました。
11月30日 巣立ち

こんな所でこんなふうにして12日間...


夜は高い所で...


12月13日に1羽が飛び立っていきましたが、もう1羽はまだ躊躇していました。

1日遅れのハトさんも今朝(12月14日)ようやく飛び立っていきました。
家の隅っこに2羽が寄り添っている姿は、とても可愛らしかったのですが、かなり寒くなってきていたし、何かアクシデントがないだろうかとか、気になってしかたありませんでした。外出から帰ってくれば、まずハトの居所確認という具合でした。
とにかく無事飛び立ってくれて一安心しています。
ハトちゃ~ん よいお年をね。
えっ、3800円??
2013年 10月 18日
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。そして行方不明の方々が早く救出されますように祈っています。
今日は近くの商店街へ買い物に行きました。
花屋さんの店先で私の足は止まりました。
小さな植木鉢に植えられた花に3800円の値札がついているのです。
3800円の花はなんだろうと覗き込むと...
その花は、町中の混雑している場所では魅力は全くありませんでした。
でも、私が最近見たばかりの私の大好きな花でした。
なんとそれはトリカブトだったのです。

権現岳から下りてきてほっとしている時に、鮮やかな紫色で私を迎えてくれたあの花だったのです。
疲れも忘れて見入った花です。
山に咲く花はあの場所に咲くから、美しさも可憐さも輝くのにと思います。
4鉢もあったけれど、売れてしまうのでしょうか?
盗掘されたものでないかもしれないけれど、山の花は山で見ればいいじゃん。
まさかトリカブトの猛毒をどうかするのではないでしょうね。
園芸種として鑑賞するのかしら。
トリカブトに会ったのに寂しい気持ちになりました。
だからと言ってあの鉢の中のトリカブトには何の罪もないことはわかっています。
10月なのに...
2013年 10月 02日
近くにあるお持ち帰り寿司屋さんの前には、「青空に似合わない蒸し暑さですね」と書かれていました。このお店は、毎日店先にちょっとした一言が書かれていて、通るのが楽しみです。
安倍川の河川敷公園にでも行ったら、少しは秋らしさに会えるかと思って行ってはみましたが、日差しが強くて早々に帰ってきました。
青空は秋らしいけれどモコモコ雲は夏のようです。
大雨が降ればすぐ流されてしまうのに、安倍川の河川敷はスポーツ広場や公園がきれいに整備されています。

来年は今年の夏のように連日の猛暑日がきませんように、あまった暑さで冬は暖冬になってほしいですね。消費税もそうですが、世の中は段々厳しくなって行くのですから、せめて異常気象ではない天候になってほしいです。
来年のことを言うと... でも、本屋さんにはもう家計簿や日記や手帳が並んでいるし、郵便局では年賀状のポスターが出ていましたよ。
お蔭様で3年です
2013年 05月 21日
お蔭様で3年がたちました。
いつもコメントをくださる方々には感謝の気持ちで一杯です。
「見ているよ」と言ってくださる方々にも感謝の気持ちで一杯です。
皆さんに励まされたり、支えられて続けてこられました。
本当にありがとうございました。
山のこと、花のことを中心に書きたいとは思っていますが、最近は雑感が多くなってしまいました。

実は5月19日の日曜日は、中学の同級会でした。
還暦を過ぎてから毎年やろうということで、今年が5回目です。
どういうわけか、万年幹事をやっています。
ブログと同様に同級会も力まずに続けたいと思います。
312って?3年12組です。
団塊の世代ですから確か13組までありました。
1学年が650名以上の中で育っているので、大変なことも多かったけれど、一致団結して楽しいことやうれしいことも多かったよき中学時代でした。
いよいよ山のシーズンです。
山歩きを初めて22年目になりました。
最近は諸事情で行く機会が少ないのですが、こちらも長く続けたいです。
これからも「山の花、町の花」をどうぞよろしくお願いいたします。
去年の今日は...
2011年 01月 28日
私は全く考えていなかった病名を告げられたのでした。
悲しくはないのに涙が出てきて止まらないので、眼科へ行きました。
先生は私の顔をじっと見て、「目の病気ではないですよ、耳鼻科へ行きなさい。顔面神経麻痺ですね。」
私は一瞬体が硬直してしまい、頭の中は真っ白になってしまったのです。
何故耳鼻科なのかもよくわからないまま、その足ですぐ近くの耳鼻咽喉科医院まで走って行きました。
先生の診察を受けている間に、自分の顔に異常があることがようやくわかってきました。
口の中の感覚がおかしいなとは思っていたのですが、丁度歯の治療中だったので、そのためだと考えていたのです。
よく見るとおでこの半分はシワが伸びていて、眉毛の片方が明らかに下がっています。
片方の目は完全に閉じることができないので、涙が出て止まらなかったのです。
顔面神経は耳の中を通っているので、耳鼻科ということなのでした。
脳に障害がある場合もあるということで、脳のMRIも撮ってもらいました。
脳には異常はなかったので一安心をしました。
この病気は、体がとても疲れている時やストレスが原因だということです。普段はおとなしく
しているウイルス(子供の頃かかった水ぼうそうなどの菌)が何かの原因で悪さをするように
なるそうです。
ひと月くらいで治る場合もあるし、半年かかる場合もあると言われたのでした。
病気はストレスが元で起こると言われていますが、生活のパターンが変わったことなど、
自分では気がつかなくてもストレスに繋がっていることがあるのですね。

顔の半分が麻痺して動かないのです。
眉毛を吊り上げている筋力も動かないので、顔が歪んでいるのです。
食べたり飲んだりする時は、口がひょっとこのお面の口のようになってしまうのです。
とても人前に出れるものではありませんでしたが、昨年はみんながマスクをして歩いていたので救われました。
治療は薬を飲むことだけでした。
「必ず治りますよ」と言ってくださった先生の言葉に支えられました。
そしてお見舞いにいただいたこのお花に「今はゆっくりすればいいのだね」と教えられ、穏やかな気持になりました。お花は人の心を動かす力があるのですね。
口の悪い友人は「あなたも病気をするってことがわかってよかったよ」というのです。
今まであまりにも元気だった私の存在が、うっとうしいと感じる人もあったのかなっと思えたりもしました。
おかげさまで二ヶ月で治りました。
その間は山歩きもできませんでしたが、今考えれば、みんなに優しく接してもらっていい二ヶ月間でした。
人生って何時なにが起こるかわかりませんが、その時はその時だという覚悟というか、落ち込まない気持が持てるようになりましょうと思う今年の今日です。
ガンダム(その2)
2010年 12月 17日
田部井さんは、女性で始めてエベレストの登頂に成功した方ということや、
テレビやラジオや書籍などでも有名な方ですから、大勢の方がお話を聞きにきていました。
高い山に登るにも、長い縦走をするのにも、「小さな一歩の積み重ねがあるからできる
のですよ」と、言われました。本当にその通りですね。
会場になったすぐそばに、あのガンダムが立っているのです。
以前ブログで富士山をバックにガンダムを撮りたいと書きました。
あいにく曇っていましたが、富士山も見えているのです。
なんとか富士山をバックにガンダムの写真が撮りたいと思いましたが、それは難しかったです。
なにしろ富士山とガンダムの間には、ALSOKとdocomoのビルがデーンと建っているのです。
先日の新聞の静岡版でも記者がいろいろ試みたが無理だったと載っていました。
とにかく富士山とガンダムを撮っってみました。
天気も曇りで夕方なのできれいには撮れていませんが...



氷河特急
2010年 07月 25日
ただただびっくりで、最初は声も出ませんでした。
17日に私達もあの列車に乗ったのです。
「氷河特急」はスイスの代表的観光列車です。
私もこの列車に乗るのが楽しみでした。
特急と言っても、270kmを8時間で走るのですから平均時速は34km。
私達は中間地点のアンデルマットからツェマットまでの乗車でした。
雄大なアルプスの峰々、断崖絶壁の渓谷、緑豊かな山麓や氷河の近くを通るので
景色を満喫するようにゆっくりと走っているのです。
列車は左右にカーブしながら走ります。(後方車から前方車を撮る)

車窓から見た緑豊かな山麓の風景


断崖絶壁のそばも通ります。

氷河のすぐそばも走ります。

旅の思い出の中では非常に印象深いものでした。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
そして、負傷された方々が一日も早くお元気になられますようお祈りいたします。
ステキに変身!
2010年 06月 23日
玄関に入ると、下駄箱の上に可愛いお花が飾ってあります。
白い胡蝶蘭かと思われる造花なんですが...
その花器が不思議な形でとってもステキなんです。

叔母はきれいな和紙を使って「ポチ袋」なんかを作るのが趣味なんです。
料理の下に敷いてある季節の絵柄の紙や、包装紙やその他きれいな紙なら
どんなに小さなものでも大切にとっておく人です。
この花器もステキな和紙を貼り付けてあるのです。
叔母 「これ、何だと思う?」
私 「???う~ん」
叔母 「私が腕を骨折した時のギブスだよ」
私 「え~~、ホントだ~~~」
ギブスをはめていた時はきっと辛かったと思いますが、そのギブスをこんなに
ステキに変身させてしまう叔母さんは私の自慢の叔母です。
今年、叔母は83歳で、姿勢もピンとしていてチャーミングできれいな人です。
ガンダム
2010年 06月 20日
昨年の夏、東京のお台場に展示された実物大ガンダム(高さ18m)が富士山を背景に静岡市に再び立つことになったとニュースは寒い頃聞いていたが、組み立てもほぼ完成近くなったらしい。
それを見に行くと言うのだ。車で15分もかからないし、私も少しは興味があるので出かけることに。

まだ組み立て中なのでそばには近寄れないけれど、見学者も結構いる。他県ナンバーの車も...


曇っているから富士山は見えないけれど、ガンダムの後ろに富士山がと、考えただけでもワクワクしてしまう。
静岡市は日本一のプラモデル生産地で、市は「模型の世界首都」として世界へ情報発信していくと言う。
ガンダムの立っているJR東静岡駅の周辺はこんな感じだ。
7月から来年5月までの展示らしいが、大勢の人が静岡に来てくれることを願います。
