鳳来寺山(愛知県新城市)
2018年 10月 31日
鳳来寺山は1300年前に開山したという霊山で、古刹鳳来寺があり、紅葉の名所として名高く、「ブッポウソ~」(仏法僧)と鳴くコノハズクが生息していることで有名です。
紅葉の追っかけが大好きな我が家ですが、鳳来寺山の紅葉はまだ2週間程早いのは承知で行ってきました。旬の紅葉の時期の混みあいを避けたので、「自然の宝庫」と言われている山の中を、ゆっくりと歩くことができました。
表参道から歩いて行きました。表参道には若山牧水や松尾芭蕉などのオブジェがあったり、「鳳来寺山自然科学博物館」や硯石のお店があったりで、なかなか楽しく歩けました。
有料駐車場(500円)に車を置き、まだ暗い中を出発 7:30

1425段で有名な階段を歩き始めてすぐ「仁王門」です。

しばらく行くと樹齢800年高さ60mの「傘すぎ」が現れます。
山の中はまだ朝日が差し込まなくて暗い、この写真は帰りに撮りました。

1425段の階段はこんなです。登りも下りも大変でした。
源頼朝の時代に造ったと言うのですから石を運びすべて人力で造った人達の苦労が伝わりますね。

階段を登り切れば「鳳来寺本堂」です。まだ誰もいませんでした。

本堂前からの眺望は素晴らしかった!!

本堂から奥之院に行き、瑠璃山、鳳来寺山山頂、鷹打場、東照宮と廻って本堂に戻るコースを予定していましたが、先日の台風による被害が大きくて、奥之院までは通行止めでした。それならば東照宮から瑠璃山まで行き、同じ道を戻るコースに変更です。
「鳳来山東照宮」は日光、久能山とともに日本三大東照宮です。

東照宮から20分程歩くと「鷹打場」です。見晴らしのとてもよい場所です。

ここで「ヤマラッキョウ」の花がひっそりと咲いているのを見つけました。
なかなか見ることができない花だったのでうれしかっった。

鳳来寺山の山頂を目指して歩いて行きますが、所々色づき始めた木々を見ることができました。


鳳来寺山山頂(684m)

こんな道も歩きました。ちょっと滑るようで怖いよ。馬の背と言うらしいです。

鳳来寺山の最高峰の瑠璃山です。(695m)小さな岩山なので見過ごし易いです。

天気がよくて、紅葉の旬の時期をはずしたので歩き易かったです。
家族連れのハイキングコースと言われていますが、岩山なので歩き難い所が多々ありました。
実は、20年前にも歩いたのですが、東照宮の前で写真を撮ったという記憶しかなく、1425段の階段歩きも忘れてしまっていました。 駐車場着(12:45)
【お ま け】
帰り道は新城市の「四谷千枚田」に寄ってきました。
田植えの時期や稲刈りの時期の素晴らしさはありませんでしたが、美しい景色でした。


水ヶ塚から双子山
2018年 10月 24日
10月になっても不安定な天気が続いていましたが、この日は文句なしの秋晴れでした。
今年もきれいな紅葉を見ることができたらいいなと思いながら、富士山の中腹の双子山まで行ってきました。
まずは水ヶ塚駐車から須山口登山歩道を歩いて御殿庭下まで登ります。
駐車場から見える富士山は凛とした姿でとても美しかった。

紅葉を期待したものの、歩き始めはなかなか現れてくれません。

時折ちらっと見える紅葉もありました。

かなり登って来ると、赤い実をつけた木々が現れました。

ミヤマハナゴケも見ることができました。

御殿庭下から御殿庭入口まで下っていきます。
黄葉したカラマツ林を通るのが楽しみですがもう終盤のようでした。

天気はこれ以上ないほどの秋晴れです。伊豆の島まではっきりと見えました。

御殿庭入口の川原のような砂地に下りてくると宝永山が現れてきます。
私の大好きな場所です。

ここからは四辻を目指して歩いていきますが双子山が見えてきました。この景色も大好きです。

そして私の好きな場所、四辻です。

今回は息子と一緒に歩いています。
一緒と言っても私とは歩く速さが全く違います。
いよいよ私が双子山に登る段になると、彼は上双子山へどんどん登って行くのです。
どうしても登ったことがない上へ行きたかったそうです。
以前私も登ったことがあるのですが、あまりにも急登でもう絶対にいやでした。
と言うわけでいつもと同じの下双子山へ登ったのですが、強風で長くはいられなかったです。
下双子山からは富士山頂、宝永山、上双子山の素晴らしい景色が望めます。

そして、上双子山からは富士山頂と宝永山です。この景色を見た人は少ないと思います。

上双子山から下双子山にいる私達を撮ってくれました。(ドローンで撮影したみたい)

私は下双子山から下山している息子を撮ってみました。

四辻からは須山口下山歩道を歩いて御胎内で昼食です。そこで可愛いキノコをみつけました。

水ヶ塚までの帰り道では紅葉も楽しむことができました。



ぐるっと廻って5時間半、駐車場に着いてみると富士山の雪は少し薄くなっていましたね。
素晴らしい秋晴れの中で、とてもステキな山歩きでした。

ピンクがお似合いですね!
2018年 10月 18日
勤めていた頃はちょっと具合が悪くても、病院に行く時間を取るのは大変でした。
加齢と共に、体に異常が出てくるのは致し方ありません。
内科、眼下、耳鼻科、整形外科等と定期的に通っている方も多いですね。
私も内科医院で毎月診ていただいています。
ある数値がちょっと高いのです。
私のかかりつけの先生は、気さくで優しくて何でも相談できる方です。
診察室に入るとまず先生の着ている診察着の色を確認します。
何しろ診察着の色は18種類もあるのです。(以前はみんな白衣でしたよね)
昨日はきれいなピンク色でした。
「先生、ピンクがお似合いですね!」と私。
「今週はピンク系です」
「来週はブルー系です」
「なかなか評判がいいのが赤系です」と先生。
「お医者様と言えば白衣でしたよね」
「でも、白衣を見るとちょっと緊張しました」と私。
「白衣は患者さんを押さえてしまう色らしいです」と先生。

こんな話を自然にしてくださる先生に診ていただいていて本当によかったと思います。
むやみに薬も出されません。
診察室には「何でも相談してください」と書かれています。
「家族のことでも結構です」とも書かれています。
だから、みなさんゆったりした気持ちで診察に来ているようです。
「先生、最近やることがスローになってきてしまったのですが」と私。
「スローで結構じゃないですか、スローでいいですよ」と先生。
この一言でほっとした私です。
いい先生にめぐり会えてつくづくよかったと思っています。
高草山~満観峰
2018年 10月 10日
週末をめがけて大きな台風が日本列島を何度も襲いました。
私の住む静岡市は、10月1日の未明に台風24号が大暴れし、最近では一番怖い思いをしました。我が家はカーポートの屋根が飛んでしまう被害に遭いました。
この台風で静岡県は広い範囲で停電になり、全面復旧するのには7日間もかかりました。
そんな中でも何かスカッとしたくて、8日に近場の焼津市の高草山と満観峰を歩いてきました。
花沢の里駐車場ー石脇登山口ー高草山ー鞍掛峠ー満観峰ー日本坂峠ー法華寺ー駐車場
石脇登山口までは駐車場から色づいたみかん等を眺めながら20分程あるきます。

山道を歩きながら眼下に見える景色は焼津の町です。

登山口からは林道を5本横切って歩いていきます。この道になったら高草山まではもう少しです。

でも、最後にこんな階段がありますよ。

あらら...高草山神社はこんな姿になっていました。台風の爪痕ですね。

台風に負けないものもあります。ツリガネニンジンの大群生です。

鞍掛峠に歩いて行く山道は風に飛ばされた枝が散乱したり、こんな光景も...

満観峰の頂上です。富士山は雲の下に隠れていて残念です。

日本坂峠まではハナマン尾根(花沢山と満観峰)を歩きますが、途中のベンチで昼食です。

ベンチのそばには秋の花がたくさん咲いていました。展望もとてもよい所です。

日本坂峠からの下り道も大きな木が倒れて道をふさぎ、急遽切り倒された場所がありました。

いつもの山歩きとは違って自然の怖さもよくわかりました。
花沢の里では可愛らしい「クサギの実」を見つけました。
